Story

<物語>

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。

奢れる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者もついには滅びぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。

(平家物語 序文)

 

「平安時代末期。
かの源義経をも凌ぐ軍才をもち、烈火のごとく京の都に攻め上り、一時は天下を手中にした男、木曽義仲。
平家にあらずんば人にあらず、と謳われた時代に奇跡ともいえる勝利を次々と重ね、平家滅亡の狼煙をあげたのがこの男である。
彼のかたわらには、幼い頃より共に育った猛将、今井兼平。
史上最強の女武将として名高い、巴御前。
驕る平家に喧嘩を売った禅僧、覚明がいた。
都から遠く離れた山中で、平家追討の志を掲げる4人。
この時、木曽義仲27歳。
戦のド素人だった男が、たった4年で何故天下を手中にできたのか?
平家物語の中でも特に人気の高い「木曽の最期」を大胆な切り口で描く、歴史SF朗読劇を上演いたします」